心身のコンディション
代謝する歯肉組織は、心身のコンディションが影響します。
そこで、問診(メディカルチェック)・血液検査・尿検査で、未病(これから病気になる状態)、家系的体質的弱点、不足している栄養素、老化の程度、皮膚免疫、腸管免疫、SIBO(小腸内細菌増殖症)等を確認して、心身のコンディションを整えます。
特に消化器系は、皮膚が陥没して形成されるので、口の中の環境は、胃、小腸、大腸のコンディションに影響されます。
栄養素は主に小腸から吸収されて肝臓に運ばれて代謝がはじまります。
口は体の入り口として、重要な役割を担うと共に、心身の情報が収束されています。
歯、歯肉、舌などの組織は「内臓」なのです。
生活習慣病をはじめとする、病気は潜伏期間があります。
東洋医学ではこの期間を「未病」といいます。
未病のうちに摘んでしまう、すなわち予防をすることで、口腔内環境を根本から整えます。
ヒトは食べた物でできているので、不調の75%は、不足している栄養素を確認して補うことで改善されます。生物学者の福岡伸一の著した「動的平衡」の「入れ代わることで安定を保つ」理念です。
老いは循環不全を生じやすい末端から進行するので、歯肉は心身の影響を受けやすいのです。